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POSTED | 2018.12.10 Mon |
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TAGS | 従業員数:101〜300人 業種:卸売業・小売業 創立:15年以上 決裁者の年齢:30代 商材:BtoB |
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創業33年。業界第一線で愛され続ける美容通販商社
新たな挑戦を続け、国内シェアNo.1&海外を目指すTopics
今回のインタビューは、全国の美容サロンを専門に通信販売を行う株式会社ワークス代表取締役を務める須合様にお話を伺いました。美容業界専門の通販会社としては国内で最初の企業である株式会社ワークス。その裏側にあった努力や想いについて伺います。
▼同社 社員インタビュー企画はこちら。
株式会社ワークス 代表取締役 須合 玲奈氏のONLYSTORY
業界の先駆者として33年間。多大なシェア数を誇る
―まずは、株式会社ワークス様が展開しているサービスについてお聞かせください。
須合氏:株式会社ワークスは、全国の美容室、理容室、エステティックサロン、ネイルサロン、ペットサロンといったビューティーサロンを専門にBtoBで通信販売をしている卸業商社です。
販売方法としてはEC、またはカタログ販売という形を取っており、全国のサロンにカタログを配り、必要なアイテムをご注文いただきます。
―業界のなかで、御社が選ばれる理由はどういったところにあるとお考えですか?
須合氏:一言で申し上げると、美容サロン専門の通販を行う先駆者として33年間積み上げてきた実績と経験こそが当社の財産であり、業界における強みやお客様からの信頼につながっていると考えています。
現在では、業界全体の2分の1のお客様に当社をご利用いただいており、全国の理美容室34万軒のサロンの内、約15万軒が当社のお客様です。
―御社の商品に対して、お客様からはどのような声が多いのでしょうか。
須合氏:使いやすさはもちろん、コストパフォーマンスに優れた商品を取りそろえているため、その点でご好評をいただいていますね。
と言いますのも、当社が取り扱う業務用アイテムは毎日現場で使うプロ仕様のものなので、あまり高額なものは導入し続けることが難しいのです。業界内では使いやすさと導入し続けやすい現実的な価格帯というところのバランスが取れた商品が少ない中で、当社の商品はクオリティを維持しながらも、コストを抑えられるものを提供できるように意識しています。
その上で取り扱っている美容業界専売品は3万アイテムもあるので、幅広いニーズに対応できるというところも喜んでいただけています。
―御社の事業運営や経営において、一番重要視していること、大切にしていることを教えてください。
須合氏:顧客が満足するサービスを提供するということをもっとも大切にしています。長年の実績が株式会社ワークスの誇りなので、その中で得てきた信頼を大事にしていくということにもっとも力を注いでいます。
一方で、顧客に満足していただくサービスを提供するために社員の満足度を向上・維持することも大切にしているので、風通しの良い会社を意識して様々な施策をとっていますよ。
例えば、若手の社員であっても年間数千万円の仕入れ枠を任せるなど、年齢に関係なくやりがいのある仕事ができる環境作りを行っている点もそういった施策の1つと言えるでしょう。また、福利厚生面でも歯科検診やマッサージサービスなどのフィジカルな面でサポートをしたり、自社で取り扱っているヘアケア商品を従業員価格で購入できるように手配したりと、従業員が満足して健康に働ける環境を整えています。
前例のない事業を立ち上げ、手探りで挑戦を続けてきた
―現在の事業を継承するに至った経緯について教えてください。
須合氏:株式会社ワークスという会社は私の両親が立ち上げた会社です。もともと両親が2人で経営を行っていたのですが、私が学生のころに父が他界。卒業とともに私がこの会社に入ってからは、母と二人三脚で事業を進めてきました。
当時はまだ通信販売という業務形態自体が珍しく、当たらないと言われ、反対も多かった。実際に経営は苦しくて、オープンの幕開けは厳しい状況でした。しかし、まだ誰もやっていなかった業態だからこそ挑戦する価値があると考え、先駆者として手探りでサービスを築き上げ、現在に至っています。
―創業後、印象的な出来事や転機はどのような場面でしたか?
須合氏:直接はお相手の顔が見えない中であるからこそ、第一線でお客様と接していらっしゃる美容師様とフラットにコミュニケーションをとる機会に恵まれているというところでしょう。
やはり、ベテランの美容師の方だと周りに頼りづらかったり尋ねづらかったりする場面があると思うのです。そうした時、電話口でアイテムの使用方法やより良い活用方法を尋ねてくださり、そうした方々と直接コミュニケーションが取れる。こうした点は、通販事業に取り組んでいる当社ならではの関係性であり、そうした場面で感謝の言葉をいただけた時には私たちにとって大きな経営の励みになっていますね。
国内シェアNo.1を獲得し、海外進出を目指す
―今後の展望について教えてください。
須合:今後の目標としては、業界内のマーケットシェアを100%にできるように規模を拡大していきたいと考えており、業界No.1企業を目指していきます。
―長期的な目標はどのようなものでしょうか。
須合:まずは国内のシェアを固め、その後は海外に向けてEC展開を行っていきたいと思います。現在も海外部門に着手してはいるのですが、まだウェイトを置けていない状況なのでゆくゆくはそこに力を入れていきたいですね。
こちらも、2028年までに国内シェアNo.1を獲得し、その後本格的に海外に進出していこうと具体的に考えています。そのためには会社のブレーンになるような社員が必要になってくるので、今後も当社の考えに賛同してくれて一緒にお仕事できるような人と積極的に出会っていきたいですね。
そういった出会いの中でやる気、バイタリティを持った方がいれば、これからも新しい挑戦を続けていく私たちと一緒に目標に向かって取り組んでいっていただきたいと思っています。
執筆=スケルトンワークス
校正=山崎