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POSTED | 2020.03.03 Tue |
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TAGS | 従業員数:31〜50人 業種:IT・情報通信業 創立:15年以上 決裁者の年齢:40代 商材:BtoB |
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リサーチ・PR・広告・イベントを一気通貫でサポート
世界一社員が幸せに生きられる会社を目指してTopics
今回のインタビューは、マーケティングからプロモーションまで一貫したサービスを提供する株式会社oneの荒木氏にお話を伺います。「世界一社員が幸せになれる会社」をビジョンに掲げる荒木氏に、事業に込める想いを語っていただきました。
株式会社one 社長 荒木 克彦氏のONLY STORY

【経歴】
1979年、神奈川県横須賀市出身。2001年、桐蔭横浜大学法学部卒業。小学校から高校までは野球一筋で過ごす。
大学ではイベントやディベートを行う学生サークル「one」を立ち上げる。
在学中にシステムエンジニアとして働いていた会社で出会った先輩が起業家支援プロジェクトに参加し、その会社(PR会社)のスタートアップに取締役として参画。
2009年に個人事業主としてPR事業を開始。屋号は「one」。
2010年に法人化し「株式会社one」に。
2011年に【マーケティング×PR】の可能性を感じ、マーケティングリサーチ会社のグループにジョイン。
2013年に親会社の取締役、2014年から代表取締役を務める。
2017年より再び株式会社oneの代表取締役に専念。マーケティングリサーチ会社で培った知識・ノウハウとPR・プロモーションの経験・実績に基づいた【マーケティング×コミュニケーション】の考え方を掲げ、中小企業のクライアントを中心にPRにとどまらないソリューションでマーケティング活動全般の課題解決をサポートしている。
リサーチにはプロモーションの知見が必要
–まずは、株式会社oneの事業内容をお聞かせください。
荒木氏:弊社はマーケティングリサーチからプロモーション、イベントの企画・運営まで一気通貫で企業様の販促をサポートしている会社です。
例えば、「広告を打つ」「イベントを行う」といったプロモーション設計には、その前段階である「ターゲットはどこか」「競合他社は何をしているか」など詳細なリサーチ設計が重要なんです。ただリサーチのスキルがあったとしても「そもそも何のためにその情報が必要なのか」と考えられるプロモーションの知見がないと、成果に繋がるリサーチは難しい。
しかし弊社には、マーケティングリサーチとプロモーション、それぞれの知見を持ったメンバーのノウハウがあるため、クライアントとしっかりゴールを共有した上で、スピーディーかつ的確にサービスを提供することができます。
–なるほど、組織全体でマーケティングからプロモーションまで一貫してサポートをされているんですね。
荒木氏:そうですね。クライアントの課題は目的によって変わるため、業務に合わせてプロジェクトチームを組んでサポートをしています。
–他に同業他社と比べて差別化できるポイントはありますか。
荒木氏:リソースが限られている企業にとって、調査会社、広告代理店、PR会社それぞれとやり取りをすることは時間的にもコスト的にも負担になるかと思います。
その点、弊社ではマーケティングからプロモーションまでを一貫することでコストが削減でき、かつ公正な目でジャッジできるので、クライアントの課題に寄り添いながら伴走してサポートできるのもポイントですね。
仕組みづくりの失敗から働きやすさをアプデする
–起業してから今に至るまで印象に残っていることはありますか。
荒木氏:社内の仕組みづくりで苦労したことかもしれませんね。
株式会社oneは気の合うメンバーを集めて2017年に独立をして創業した会社なのですが、当時はルールにこだわって会社を伸ばしていました。ただそれだけでは面白くはないと思うようになったんですね。
そこで社員の自主性を尊重するため「フルフレックス」「リモートワーク」「会議への自由参加、自由退出」など働き方改革を一気に進めていきました。
しかし私の考えが甘かったのでしょう。その結果、労働時間は減ったものの売上も減ってしまったり、会議のスケジュールを決めるだけでもかえって手間取ったりと、社員たちにも迷惑をかけてしまいました。業績を上げたい、けれどルールに縛られたくない、そういった葛藤が1年半ほど続きましたね。
会社を立ち上げて10年ぐらい経ちますが、最も勉強になった出来事です。
–どのように解決されたのですか。
荒木氏:厳密に言うと解決はしていないんですが、会議の時間調整に関してはスタッフから「心のコアタイム」をつくろうという提案がありました。それは、「おそらく11時にはメンバーがみんな集まっているよね」と心の中で勝手に感じるコアタイムです。
そのため出社が11時過ぎる場合は、たとえ直行であっても自主的にみんながSlackにスケジュールを入れるようになりました。私以外のメンバーを含め、失敗や気づきを得ながら自分たちの新しい働き方を模索しています。
–「心のコアタイム」という考え方はとても面白いですね!
そのように前向きに会社制度を変えていこうとされている荒木様ですが、会社の制度や仕組みにはどのようなお考えをお持ちですか。
荒木氏:弊社は、「世界一社員が幸せに生きられる会社〜世界の仲間も一緒に〜」というビジョンを掲げているんですね。このビジョンに対する想いは創業時から変わりませんし、実現のための仕組みをつくっていきたいと考えています。
ただ「世界一」と謳っているので、簡単には想像ができないような大きな幸せをコーディネートできるような会社にしていきたいですね。
仲間を増やし会社を大きくしていきたい
–今後のビジョンを教えてください。
荒木氏:この2、3年で社内のインフラ整備を完了させ、次の3~5年にかけては仲間を増やしながら会社の規模を大きくしていきたいと思っています。
働く自由度が高く、要求ができる環境だからと言って世界一幸せだとは思っていないので、社員含め会社全体でバランスを取りながらみんなで成長していきたいですね。
–今、社内目標を教えていただきましたが、社外目標は何かありますか。また、クライアントに向けてはどのような価値を提供していきたいとお考えですか。
荒木氏:クライアントの本質的な課題を引き出し、それらを自分たちで解決できるような体制をつくりたいと考えています。
そのためには今の事業を磨いていくことはもちろん、例えばWeb広告やHRの課題など新たなサービスにおいても社内で一貫してサポートできるよう体制を整え、今後もクライアントと伴走しながら一緒に課題を解決していきたいと思います。
–ありがとうございます。では最後に、読者へメッセージをお願いします。
荒木氏:マーケティングやPR、ブランディングでお悩みのある経営者様、ぜひお気軽にご相談ください。課題解決になるヒントをご提供できるかもしれません。
企業様の課題の本質に全力で向き合って、お互い本音で話し、ハイタッチできる仕事を一緒にしましょう!
執筆=山田
校正=笠原