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サーバーネットワーク管理、システム導入などのIT事業と、
軽貨物運送業の２つの事業をメインで行っている
グロウアップサービス株式会社。

お客様である企業の発展と業務効率化を目指しながらも、
お客様も自社の社員も楽しく働くことに重きを置いている会社だ。
楽しみながら働くとはどういうことなのか、近藤誠利社長に伺った。

「楽しく働きながら売り上げや業績を上げていけば、
結果的に経済発展にも役立ちます。楽しいは”ラク”に
という意味ではありません。

必ずお客様に貢献し、お客様の売り上げが上がること。
それによってお客様から感謝されることなんです。
その結果が働く楽しさにつながります。」

そんなグロウアップサービスは、IT事業と物流事業の２つを
メインで行う珍しい企業のため、物流を行う企業からITに関する
相談を受け、仕事をいただくことも多いという。お客様にとっては、
幅広い支援をしてもらうことのできる心強い会社だ。

元々サラリーマンになろうとはまったく思っていなかった
近藤社長。プログラミングの専門学校に入りたかったが
それは叶わず、飲食店のアルバイトから社員になった。

全国チェーンの大きな飲食店だったため、大規模システムを
導入することになった際、とても使い勝手が悪くサポート体勢も
悪いシステムと出合う。

自分の方が素晴らしいシステムを作れそうだと考え、
22歳の時にもともとやりたかったIT業界に転職。
SEとして3年弱プログラミングを学んで知識を身につけた。
サラリーマン生活を送ってみて、やはり自分には向いてないと
実感したそうだ。
「サラリーマンは承認作業や第３者チェックなどが多く、
やりたいことがすぐにできません。やりたいという熱が
冷めた頃に承認がおりて、あの仕事をやれと言われるのが
自分には合っていないと思いました。

新入社員の時から社長の側に行き、意見をよく言っていたので、
意見が通りやすい環境ではありましたが、それでも向いていないと
感じていました。」

もともとサラリーマンになる気はなく、飲食店で働いていた時も
オーナーになることを目指していたため、常に経営者の視点を
持とうとしていた。やりたいことが明確だった近藤社長は、
SEとして働き始めた半年後には、先輩と会社を作ったという。

営業の経験はなかったが、役員として必要に迫られて営業を行った。
ノウハウもなかったため自分でゼロから開拓し、仕事をもらうために
数多くのお客様に会いに行くうちに、仕事をたくさんもらうことが
できて、業績もぐんぐん伸びていった。

グロウアップサービスを起業してから５年。
近藤社長に、今後の展望を聞いてみた。

「目指している会社の事業展開は、会社を１００名規模
程度まで大きくすること。そして、起業する人をもう少し
増やしたいですね。」

今の会社をさらに発展させつつ、今後は、次世代の社長や
起業家を応援したいとも思っているそうだ。安定を望んで
独立しない若者が多いことを危惧する近藤社長。社員なら
安定しているが、やりたいことはできずに終わる可能性が高い。

何かを学ぶために就職することはいいと思うが、
やりたいことがあるなら起業することを勧めたい
という想いがある。もし宝くじが当たったとしたら、
１億以上は間違いなく、企業したい人に投資すると言い切る。

そんな近藤社長に若者へのメッセージをもらった。

「もし事業のアイディアがあるなら、ベンチャー企業に
入る必要はないんです。アイディアがあって、やりきる
想いがあるなら自分でやればいいと思います。怖がらずに、
起業家が増えてほしいですね。

ただ、起業することがゴールではなく、起業して事業を
展開して世の中に広まる事がゴールです。そういう想いを
持って社会に出た方がいいですよね。そういうことを
思っている方が実現するので。」

言葉の端々から、夢は持つだけでなく実現させるもの、
という強い想いが伝わってきた。

夢や目標はもっているだけではなく、実現することが
一番大事だと再確認しました。やりたいことがあるなら、
やればいい。当たり前だけど難しい言葉を、実践してきた
近藤社長の口から聞くと、強い説得力を伴って伝わってきました。

http://growup-service.com