masked
masked

POSTED | 2018.12.10 Mon |
---|
TAGS | 従業員数:5人以下 業種:研修・コンサル 創立:7〜8年 決裁者の年齢:30代 商材:BtoB |
---|
頑張る人が頑張れる世界を作る
健康でやりたいことができる世界を目指してTopics
今回は経営コンサルティング業務や意識を高める自分磨きメディア「Myrevo」(https://myrevo.jp/)、プロが監修・執筆をする食の情報メディア「Fooshine」(https://fooshine.com/) の開発と運営を行うSAICOOL株式会社の釼持氏にお話を伺いました。“頑張る人が頑張れる世界を作る”ことをミッションとする同社のサービスや立ち上げの経緯についてお聞きします。
SAICOOL株式会社 代表取締役 釼持 駿氏のONLY STORY
専門家の深い知識を届けるメディア運営
−まずはSAICOOL株式会社が手がけている事業について、お聞かせください。
釼持氏:弊社は、専門的な技能や技術を持っている人が輝ける場所づくりをしています。その中で、誰にでも関わる健康分野に強い専門家のプラットフォームを作っています。
健康を保つためには、運動というアウトプットと、食事というインプットの両方が必要です。そんな健康の専門的な知識を持った方が世の中にはたくさんいると思うのですが、その知見やスキルを活かせる環境が整っていない現状があります。
この問題を解決するために、健康のプロを集めたプラットフォームを作り、情報を発信しています。
−業界の中では、どのような差別化を図っていますか。
釼持氏:愚直にユーザーが読みたいと思えるコンテンツを作り続けることです。今、インターネット上では様々なメディアが立ち上げられ、多くの情報が行き交っています。しかし、情報がコモディティー化していく中で似通った情報が多くなったり、恣意的な情報も多かったりとその正誤をユーザーが判断することは難しくなってきました。
誤った内容であっても、その情報に基づき行動に移す人は多くいます。たとえば、間違った情報からダイエットを行なったとします。当然、効果は出ません。すると、その人はそのダイエットから離れていくと思います。つまり、健康の意識はあるのに誤った情報を取り入れると、健康から遠ざかっていく可能性があるのです。
私たちは誤った情報を届けることでユーザーの健康につながる行動を奪ってはいけません。だからこそ、弊社で運営しているメディアでは、ユーザーニーズをしっかりと把握し、専門家の取材に基づいた、正しい情報の提供を意識しています。
―事業に対して大切にしていることを教えてください。
釼持氏:先ほどの内容と重なるところがありますが、全ての情報に対して嘘をつかないことですね。記事というものは取材をしなくてもインターネット上の情報を集めれば作ることができます。しかし、それらは正しい情報かどうかわからないのです。
そもそも健康については、科学的に証明されていないことも多く、さまざまな説があります。だからこそ、誰が書いているのかを明確にし内容の透明性を上げ、客観的な事実だけをまとめることでユーザーにより良い情報を届けることを意識しています。
健康や食事、運動に関する正しい情報を手に入れたい人が、「このメディアをみれば自分を変えられそう」、「このサイトなら何かいい情報があるかもしれない」と思ってくれる場所にしていきたいですね。

専門家の方たちが、もっと輝ける場所を作りたい
−現在の事業を立ち上げるに至った経緯を教えてください。
釼持氏:私は学生時代に起業を経験し、その後P&Gのマーケティング部門で勤務していたのですが、その職場で専門性を持って活躍している多くの人たちに出会いました。
デザイナーやパッケージの製作者、コストよりも、一つ一つに丹精込めてものづくりをしている中小企業。そういうこだわりを持って考え抜く姿がとても素敵だと思うようになりました。
しかし、そういった人たちは、今の日本ではなかなか評価されておらず、乱暴な言い方をすると買い叩かれてしまっています。評価されるべき人たちが、ちゃんと評価されるような世界を作りたい。そしてそれが社会のためになる仕組みを作りたい。そんな想いで、株式会社SAICOOLを立ち上げました。
―創業してから、嬉しかったエピソードはありますか。
釼持氏:専門家と話せる日々がとても嬉しくて楽しいですね。知らなかった新しい知識がどんどん広がっていって、そこから新しいサービスのアイデアや専門家がさらに輝く方法が生み出されていく。これがすごく面白いと感じています。

メディアに付随したサービス展開、日本から世界へ
−今後の展望について教えてください。
釼持氏:現在は経営コンサルティング事業とメディア事業が中心ですが、今後はそれ以外にも「頑張る人が頑張れる世界を作る」というビジョンを達成するためのサービスを作っていきたいと思っています。
また、専門家の知識を活かして、新商品の開発にも踏み出していきたいですね。知識や技術を持っている方々とともに魅力的な商品を作りたいです。マーケティングに従事してきた私の経験も生かしつつ、その商品をより多くの方に届けていきたいと思っています。
―長期的な目標を教えてください。
釼持氏:健康は全ての人間の身体に関わる大切なことです。だからこそ、日本の知識や専門性だけでなく、健康先進国とも言われているアメリカをはじめ、複数の国の情報を取り入れていき、世界規模で価値を共有する場所を作りたいと思っています。
そして、「このメディアで取り上げられてるからやってみよう。」と読者に思ってもらえるような場所を作りたいですね。その結果、世界中の専門家の方々が輝けるプラットフォームができればいいなと思います。
−最後に読者へメッセージがありましたらお聞かせください。
釼持氏:SAICOOL株式会社では、情報だけでなく、コンテンツやサービスが行き交うようなプラットフォームを作りたいと思っています。今以上に質を高めていくためにも、もっと多くの方の力が必要です。
専門家が輝ける場所を作ること、本当に信頼できる情報発信に興味がある人は、ぜひ一緒にその世界を作っていきましょう。
執筆=スケルトンワークス
校正=北本